2017.8.8

集団で目標達成が苦手なわたしが
「ひとり遊びの天才」になった理由

自分の好きなことを知っている。
そしてそれは、人と楽しむ趣味である必要はない。

ひとり遊びに天才的だ

旅先で冒険する女性の画像

私は、ひとりでいる時間が好きだ。誰にも左右されず、自分のためだけに時間を使えるだなんて、なんて贅沢なんだろう、と思う。友達と一緒に遊んだり、お酒を飲んだりする時間も大切だけれど、ひとりで趣味に没頭する時間や1週間くらい誰にも会わずになんとなく寂しさを感じる時間が、自分にとってはかけがえのないものだった。

 ひとりでいることを選んできた訳ではなく、気が付いたらこうなっていた。昔から、集団行動が苦手だったし、クラスや何か団体に馴染むフリはできても、心の中で常に焦っていた。
なんでだろう。集団の中にいると落ち着けないのだ。大勢の中にいるのが怖いというか、よくも知らない人に囲まれる自分に違和感を覚えるというか。とにかく、苦手だった。

 私がひとりで行動してもさほど気にならない性格の基盤は、もうこの頃から出来上がっていたように思う。基本的に、「人の顔色を伺って、合わせたり気を遣ったりするくらいなら、一人で過ごしている方がいいかなあ」という考えを持っている。だって、学生時代の友達にどう思われようが、3年くらいで終わりだし。そもそも、性格が合うような人もなかなか見つけられなかったし。結構どうでもよかった。そりゃ、こんな性格にもなるよね……(笑)。

 だから、ひとりで多くの時間を過ごす方法は分かっても、お酒を飲む以外で人とどのように一緒に過ごせばいいのか、わからなくなる。誰かと一緒の時間を過ごすための趣味が、私にはひとつもないのだ。
フットサルやテニスとか、相手がいないとできないスポーツ系も駄目。心から楽しいと思ったことがない。あまり興味がなく、一人では決して行かないようなカラオケやボウリングも駄目。途中で飽きてしまう。日頃からひとりでよく行く、映画や美術館などに友達に連れられても「ひとりで行った方が、絶対に楽しかったよなあ」という考えが、一瞬頭をかすめる。全然駄目だ。そして、そんなことを考えてしまう自分に冷める。

 全然、ひとりでも困らない。むしろ、楽しいくらいだ。自分が何に興味があって、どんな時間とお金の使い方をすれば満足するのか、きちんと知っている。ひとり遊びに関しては、天才的なんじゃないかと思う。その分、誰かと一緒に過ごす時間がどうしても苦手だった。男の人だと特に。何か目的を達成するために集まった団体なんて、最低だ。

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どんな人とも、自分ひとりでも
楽しく過ごせるのが理想だけど…

集団で何かひとつの行動を取り、そして目標を達成することを心から楽しめる人を、羨ましく感じることがある。クラスや部活、サークル、なんだっていい。決められた集団にきちんと馴染んで楽しめる人が羨ましかった。今の時期だったら、ナイトプールとかバーベキューとか、夏フェスでお揃いの恰好をしてインスタグラム用に写真を撮ったりとか。

 ないものねだり? そうかもしれない。私には、誰かと思い出を作って共有するための体験が、ちっとも楽しいと思えない。もう、心の作りが根本から違うんだと思う。
大して知りもしない人達と同じ時間を過ごすだけで、ほんの少しだけ寂しくなって、余計なことを考えてしまう。「私って、今本当に楽しいと思っているのかな?」という疑問も浮かぶ。

 集団で楽しめる人、誰かと一緒の時間を過ごすための体験が好きな人は、きっとそんな疑問すらも浮かばないのだろう。すごく、羨ましいと思う。

「人は一人では生きていけない」と言うけれど、学校や仕事、どんなことをしていても人間関係は存在するし、コミュニケーションを取らなければならない場面にはぶち当たる。そこで、たまたま出会ってしまった人と、用意された場で心の底から楽しめる人はなんだかなんだ強いと思う。私には無理だ。

 本当は、どんな人とも楽しい時間を過ごせて、きちんと自分ひとりだけの時間の過ごし方も知っているのが理想だ。でも、そんな人いるのかな。
寂しくなって誰かといることで不安を埋める人。誰かと一緒に過ごすことにどこかストレスを感じて、ひとりで過ごすことによってバランスを取る人。
ひとりでなんでもできることだって大切なんだけど、どんな生活を送っていても、他人との付き合いは絶対に切り離して考えることができない。

 なんだかんだ、用意された人や場所で、満足に生きていける人の方が幸せな生き方ができたりするのかなあ~……なんて、考えちゃうんだよね。ま、私には無理なんだけど……!

Text/あたそ

前回記事<夏フェスに「誰と行くのか?」より、「私が何を聴きたいか」が重要だと思う>もチェック!
誰かと一緒にいたいんじゃなくて私は音楽を楽しみたいだけ。そこに私以外の意志なんていらない。