2017.8.21

「転職」は何かが起こる。
私が興味のなかった「ネイル」に進んだきっかけ
/誰に見せるでもない爪

人生を面白い方向に進ませるのは
たったひとつの決断かも…。
第21回は「転職」がテーマです。

第21回:「転職の行先」

思いもよらない方向に進んでいく様子を描いた作品「転職の行先」 ©つめをぬるひと

今回の作品は、「現状に満足はしているけれど、ライフステージを考えると迷ってしまう」と、転職に悩む女性からの投稿に寄せて。

 さて、私が今の「つめをぬるひと」という活動を始めたのは転職がきっかけだった。

 前職が食品を扱う職業だったため、ネイルは禁止されていた。というかそれ以前に、私は昔からネイルには全く興味がなかった。

 2年勤めた前職はかなり激務だったため、退職後の開放感といったら凄まじいものだった。
とにかく行きたい場所に行ったり、やりたかったことをやってみたり、当時の行動力はインドアな自分でも引くほどだ。

 その中でなんとなく、本当になんとなく始めたのが「爪に色を塗ってみる」ということ。
モデルのkanocoさんが、爪先にちょこんと色を乗せるその爪が可愛くて、なんとなく始めてみたのだ(「kanocoネイル」で画像検索すると出てくる)。

 そこから自分の好きな柄を描いているうちに、現在の職場の人から「つけ爪にして売ったらどうか」と言ってもらったり、他にもいろいろなことが重なって、今の活動に至る(ここはかなり端折っている。)

 ちなみに、その職場の人にこの話をすると「そうでしたっけ?」と言われるのだが、おそらくふんわりした感じでぽろっと仰って、それを私が真に受けてしまっただけなのかもしれない。
でもその一言がなかったら、私は「つめをぬるひと」じゃなかったかもしれない。

 転職は仕事以外のことでも、面白い方向に進むきっかけになることがある。
下手に転職をゴリ押しするような無責任なことは言えないけれど、私はやってみても良いんじゃないかと思う。

 今回はそんな、思いもよらない方向に進んでいく様子を描いた。

Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。 あなたのエピソードを添えて、送ってください。
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「多様な出会いの中での人との関わり」がテーマの爪です。