2017.10.16

「好きってなんだっけ?」
発言を考えてみる/誰に見せるでもない爪

好きになる感覚を忘れてしまったら。
第25回のテーマは「好き」についてです

第25回「熱さではなく心地よさ」

「熱さではなく心地よさ」 ©つめをぬるひと

今回の投稿は「かれこれ3年ほど恋人がいなく、好きになる感覚を忘れてしまった。どうすれば好きな人が現れますか」という女性。

 恋人ができない理由は人それぞれ。
高い条件を付けすぎる人。自然に事が運ぶことを待っているだけの人。
そして、恋愛に疲れて「そもそも好きって何だっけ?」と自問自答する人。

 頂いた投稿では「3年恋人がいなくて人を好きになる感覚を忘れてしまった」とあるが、3年どころか5年10年と人を好きになれないまま過ごす人はいる。
3年…と焦って、無理矢理誰かを好きになろうとしても上手くはいかない。
年齢によっては「そんな流暢なこと言ってられない」と思うかもしれないが、焦ることは近道にはならない。

 そしてもう一つ思うのが、歳を重ねると好きになる感覚が若い頃とは多少違ってくるということだ。
そりゃどんなに歳をとっても、燃え上がるような恋がしたい! (書いてるだけでなんか恥ずかしい)とか、これ! っていう感覚がないと無理! みたいな形で恋愛ができたら素敵なのかもしれないけど、だんだん歳を重ねると、熱さよりも心地のよさを求めてしまう。

 熱い恋愛だけを追い求めていると、できるものもできない…というか、できても疲れて続かないかもしれない。それに、年齢と共に気持ちや環境も変わるし、好きという感覚そのものが変わっていてもおかしくはない。

 今この人と一緒にいたらどうなるか。一緒にいて心地が良いか。熱さではなく、心地よさ。
今回はそんな心地よさが「好きという感覚」になることを考えて描いた。

 過去の感覚にとらわれず、身を委ねてみるのも良いかもしれない。

Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
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前回記事<睡眠は、とても素晴らしい。>もチェック!
予定がない休日は寝ることが増えた。お昼寝って最高の贅沢だと思う。