2017.12.25

大晦日から現実に戻るような
「元旦の夜」を騒いでみよう
/誰に見せるでもない爪

年末年始はあっという間にすぎてしまいますよね。
第30回のテーマは「元旦の夜」です。

第30回「1/1から1/2へのカウントダウン」

大晦日から元旦より、お正月から新年二日目へのカウントダウンが気になる意図を表現したネイルの画像 ©つめをぬるひと
 

今年はひとり年越しで、「駆け込み恋愛をする年齢でもないですし、この時期はいつもモヤモヤしてしまう」という投稿から。

 私の実家は割と遠く、帰省時は毎回飛行機を利用している。
年末年始の航空チケットはオフシーズンの何倍も高いが、その中でも若干安い穴場が元旦。
実家から東京に戻る時は、ほぼこの元旦に飛行機に乗る。

 機内アナウンスは「あけましておめでとうございます」から始まり、東京駅に着けば、ホームはお正月のBGMが流れている。電車は比較的空いていて、自分の部屋に戻る前に寄ったスーパーでは干支の置物をタダでもらえたりする。
その夜は、地元から持ち帰ったものや、お土産等が夕食となることが多い。

 年越しをクローズアップする話は聞くけど、「元旦の夜」の話をあまり聞かないのはなぜだろう。
あんなに年越しはどこもかしこもテレビもお祭りのようで、日常離れしているような気がするのに、1/1から1/2になる夜は、既に仕事始めだからだろうか、現実に戻る兆しがある。

 特番を見ながら家に籠るのも好きだが、三が日は出かけることが多い。
そして「初詣」を何度もする。親との初詣、人との初詣、人との初詣その2。
昨日のおみくじはああだったけど、今日のおみくじはこうだった。そんな感じで何回も引くから、あのとき引いたおみくじの運勢を思い出せないままでいる。

 今年もあと残り数日。なんだかんだで、バタバタしている間になんとなく過ぎてしまう年末年始。

 年越しは誰かが騒いでくれるから、あえて元旦の夜に1月2日へのカウントダウンで全力疾走したり(福男選びは1月10日らしい)、蕎麦を元旦に食べてみたり、ちぐはぐなお正月を過ごしてみると、いつもと違う新鮮な気持ちで一年を始められそう。

Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
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前回記事<ひとりが好きな人こそ、人との関係づくりを熟知している>もチェック!
ひとりでいる、とは何か。

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