2018.1.8

結婚を急かされる私たち。
大事なのは「自分がどうしたいか」だ
/誰に見せるでもない爪

「結婚しないの?」にはどう返すのがいいのでしょう?
第31回のテーマは「なんとなくの処世」です。

第31回「なんとなくの処世」

なんとなくで話を聞くことの処世を表現したネイルの画像 ©つめをぬるひと
 

あけましておめでとうございます。年明け早々、話題は恋愛です。
今回は「30代になると特定のパートナーがいないのはまずいんですかね」というもの。

 周囲から結婚は? 相手は? と急かされることが多くなる私達。
しかし、焦って見つけた相手と合わなくて、後に引けなくなってしまった人や、うまくいくものもうまくいかなくなった人を私は知っている。

 特定のパートナーを見つけたい人はそれなりに行動しないと出来ないが、「見つけないといけない」という義務も存在しない。
「まあ本人が良いならそれで良いんじゃない?」という考えは昔に比べて、フラットになったと思う。

 これは私が個人的に思ってることだけど、
「結婚しないの?」とか「誰か良い人いないの?」という話題は、大半がその場の話題づくりで、実際は本気で相手を探そうとか、結婚するにはどうしたらいいかを議論する為に聞いているわけではない。
会う機会が少ない友人は、共通の話題がそういう方向にいってしまうものだし、逆に、よく会う人の場合は、近況を頻繁に報告してるからこそ、そういう話題になることが多いだろう。

 私は「言いたい奴には言わせておけ」が座右の銘だ。人はそこまで人に興味がない。
人と比べ、人の優位に立ちたいが為に起こす言動ほど悲惨でみっともないものはないんだから、特定のパートナーを作らなきゃと焦る必要もないし、逆に余裕ぶっこいてる必要もない。

 周囲は本当に心配してくれてるのかもしれないけど、ここはあえて、「結婚しないの?」に「本当だよねー」と話半分でスルー。
自分自身で「本当はどうしたいのか」が分かっていれば、それだけでも無敵だと思う。

 今回はそんな、なんとなくで話を聞くことの処世みたいなものを描いた。


Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
前回記事<大晦日から現実に戻るような「元旦の夜」を騒いでみよう/誰に見せるでもない爪>もチェック!
ちぐはぐなお正月を過ごしてみると、いつもと違う新鮮な気持ちで一年を始められそう。