2018.1.22

深夜に書く文章も、
回り回って悪くない
/誰に見せるでもない爪

深夜に文章を書くことは、あながち悪くないかも。
第32回のテーマは「文を書くことの本懐」です。

第32回「文を書くことの本懐」

文を書くことの本懐を表現したネイルの画像 ©つめをぬるひと

今回は「日中どんなに元気でも、ひとりで眠る瞬間はマイナスなイメージが頭を駆け巡ります。深夜のメールはポエミー化するといいますけど、あれってなんなんでしょうかね。」という投稿から。

 私も深夜になると執筆が捗るので、この連載も深夜に書くことが多い。
深夜に好きなだけ長文を書いたあと、翌日以降に再度それを読んで削る、という手法をとっている。
つい先日も、2017年の統括をつめをぬるひとのサイトに書くつもりが、昔話で長くなってしまった。書いては削る、書いては削るの繰り返し。

 昔Twitterで「人の下書きツイートだけを集めたbotがあったら」というツイートをしたことがある。なんとなく書き込んで、公開するのをやめた文章達。
パソコンやインターネットが普及して、スマホの時代になって、SNSがあって、私達の中で「文章で表現する」ということが本当に幅広く、身近で、時には危険で、救済にもなりうる、そんな存在になってきた。

 先日「ライターの仕事もやってるんですよね」と言われ、「そうか、私ライターやってるのか」と今更ながら気付いた。
深夜に文章を書きすぎてしまうのも、あながち悪くないな、と思った瞬間だった。
ただ書くのが好きでだらだらと書いていたことが、いつの間にか人に読まれる為に書く文章へ移行したのは、この数年で大きい変化だった。

 布団の中でスマホに文章を打ってる間に寝落ちする、ということ。
好きな人の好きなところだけを書いて非公開にしているTwitterアカウント。
これまで長い間、様々なSNSをはしごするかのように渡り歩きながら、文を書くことが好きなのは変わらなくて、なんだかんだ言って続けてきたけど、文章を長く書いてしまう自分のことが結局は好きなんだと思う。

 今の時代はそれが何かの役に立つこともあるかもしれないから、深夜に書いてしまった長文はとりあえず人目のつかないところで保存しておいて、翌朝読んで消すなりとっておくなりしておこう。

Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
前回記事<結婚を急かされる私たち。大事なのは「自分がどうしたいか」だ>もチェック!
「結婚しないの?」にはどう返すのがいいのでしょう?