2018.3.5

好きでいることも離れることも、
自分のために決めればいい
/誰に見せるでもない爪

何かを好きでいることは、ひとりになることかも。
テーマは「一人でも好きでいられるもの」です。

第35回「ひとりでも好きでいられるもの」

ひとりでも好きでいられるものを表現した爪 ©つめをぬるひと

今回は「ずっと推しているものがあるのですが、周囲の友人知人はその推しから離れていってしまいます。何かを好きでいることは、もしかしたらひとりになることなのかもしれません」という投稿

 好きなものが同じ人同士の集まりに期限があるなんて、あまり認めたくないものだし、ずっとこのままでいることが当然のように思ってしまう。
そもそも好きなものに対するモチベーションやベクトル、諸事情なんて最初から人によってばらつきがあるはずなんだけど、その差が時を経て広がってしまうことが、だんだん疎遠になっているように感じてしまうだけなのかもしれない。

 何かを好きでいることとは「最初からひとり」という前提があると思っておいたほうが良い。
学生時代の友人との集まりは減るし、長年続いたテレビ番組は終わる。あのSMAPですら解散してしまう。そして、その疎遠が新しい何かの始まりになると考えることもできる。

 周囲が推しから離れても、自分は好きでいられるだろうか。
なんとなく「自分だけは好きでいなきゃ」という義務感はないか。

 何かを好きでいることは、何よりも自分の為であるべきだし、精神的に健康でいることが大事。
好きで居続けることも、そこから離れることも、選択肢に正解があるわけではない。だから、最後の1人になるよりは、最初から2番目に離れるくらいが気持ち的には楽なのかもしれない。

 今回は、好きなもの同士が集まっていても、元は1人の人間だという主旨で描いた。


Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
前回記事<好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを>もチェック!
好きな人を1人に決められないから1人でいたい?テーマは「選ぶことの責任と楽しさを」です。