2018.3.19

追いかける恋愛が幸せになれない
なんて誰が決めた?
/誰に見せるでもない爪

絶対に脈がない人のことを好きになってしまう。
テーマは「追いかける恋愛」です。

第36回「『追う人』にも、幸せがあっていいはずだ」

恋に恋する人にとっても追う幸せがあることを表現するつけ爪 ©つめをぬるひと

今回の読者投稿は「絶対に脈がない人のことを好きになってしまいます。何度も告白してくれる人がいても、なんか違う、と断ってしまいます。追いかける恋、というより恋に恋する、っていう方が正しいのでしょうか。でもそれって結局は幸せになれないのに、どうしてそうしてしまうのでしょうか…。」

 この読者の方が17歳ということもあるのか、眩しさのあまり目が焼けそう。
たいていは、年齢を重ねるにつれて考え方が変わることのほうが多いと思うけれど、「恋に恋する」ということにおいて、私は年齢がそこまで関係しているとはあまり思っていない。
というのも、私と同年代の友人にこういったタイプの人が何人かいて、中には「長く付き合っている人といつまでもドキドキしていないと絶対無理」と言う人もいるからだ。

 でもなんというか、その友人が放つ言葉には噓偽りも嫌悪感もなく、長年揺るぎないスタンスを貫いているため、見ていて清々しいと感じている。
今回の読者投稿には「恋に恋するスタンス=幸せになれない」という書き方をされているけれど、この友人を見ていると、180度違って見える。

 「恋に恋する」人が皆、この友人のようにいられたら幸せなのかもしれない。でも、おそらく大半はそうではないだろう。
どうにかしてこの「幸せになれない」というものを覆すことができないか。

 特に何の答えも導きだせないコラムではあるが、今回はそんな、これまでの印象を覆したいという思いや、私の友人を思って描いた。


Design&Text/つめをぬるひと

この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。
前回記事<好きでいることも離れることも、自分のために決めればいい>もチェック!
何かを好きでいることは、ひとりになることかも。テーマは「一人でも好きでいられるもの」です。

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