2018.5.28

ひとりでいることの至福は
これからも大切に
/誰に見せるでもない爪

誰と一緒にいようとおひとりさまであることに変わりない。
「おひとりさまの至福のとき」がテーマです。

第41回「至福のおひとりさま」

つめをぬるひと 『至福のおひとりさま』 ©つめをぬるひと

私がSOLOの連載にお声がけ頂いたのは、おひとりさま期間を終えて数ヶ月ほどたった頃だった。
それまで、おひとりさまならではのエピソードが書けるくらいには、一人で何かをすることをひたすら満喫し、行きたい場所へ行き、たまには友人と飲み歩いたりして、自分の責任だけで動けることの“フットワークの軽さ”を武器に楽しんでいた。

 一人でいることが好きなのは今も変わらなくて、この連載でも様々なことを書いてきたが、最も多く書いたのは、

・人と比べることがいかに生産性のないことか
・そもそも誰しもがおひとりさまである

 ということだろう。割とベタなことを書いたかもしれない。
ちなみに、これを言っちゃ元も子もないが、誰にでも当てはまることだと思っている。

 いくら一人で過ごしていようと、人と関わることには変わりない。
いろいろな人と関わっていると、それだけ本当にいろいろなことが起こる。
こういう人にはなりたくない、こんな人になりたい、そういう学びのようなものが自分を形成する。

 私は来月引っ越しをする。10年以上一人暮らしをしていたのが、一人暮らしではなくなる。
普通なら「もうおひとりさまじゃないんだからちゃんとやらなきゃ」となるんだろうけれど、ここで私が書いてきたことは恐らく忘れちゃいけない気がしている。

 誰と一緒にいようと私たちは、おひとりさまと、おひとりさまだ。

 読者投稿を送ってきてくださった皆様や、私の文章を読みやすいよういろいろご提案してくださった編集の方、実は読んでますよと言ってくれた会社の人や友人、通りすがりに読んだことあるなあくらいの人も含めて、皆様のおかげで自分の忘れちゃいけない何かをその都度再認識させられました。

 一人でいることの至福は今後も大事に。

Design&Text/つめをぬるひと

前回記事<その時選択したことは最善だと思う>もチェック!